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取材日/取材番号 1999/05/24 No.003
村田自転車店
一日市 仲町商店街
ここで自転車店を開業したのは昭和36年頃。
中学2年生の時、父を亡くし、学校の先生のお世話で秋田市の卸業者遠藤輪業に勤めた。
当時は就職難で中学を卒業しても職がなかなか見つからず、そのまま遠藤輪業に勤めることになった。
遠藤輪業は宮田自転車も扱っていため、自転車業を始めるきっかけとなった。
開業当時は自転車店が一日市で4軒あったが、昭和40年台半ばをピークに販売数が減り、駅前の三浦自転車店、ご近所の斎藤自転車店と次々廃業し、現在は2店舗を残すのみとなっている。
村田さんが開業する前はまさみ理容室のあたりに青山自転車店もあったそうです。
一番販売が多かった頃は年に450台くらいの売り上げがあったそうですが、協働社の自転車販売、スーパーの安売りなどの大手の参入もあって個人営業は難しい時代だそうです。
現在は自転車も使い捨ての時代で、修理に来られるお客もめっきり少なくなっているそうです。
自分の代で店を閉めるという本音もチラリ。
お話・写真 村田勝征さん
取材内容については作成後、本人に確認しておりますが、本人の記憶に基づいて記載しておりますので間違っている場合があります。その点をご容赦下さい。尚、本人からの要望が届き次第、訂正もしくは削除していきます。
