かわえ〜

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取材日/取材番号 1999/08/01 No.021

 

 佐藤薬局


一日市 上町商店街


 薬局を始めたのは祖父の佐藤安蔵さん。安蔵さんはもともと土崎の人で、土崎の升屋薬局に勤務していたそうです。

 小柳製材所の娘さんと結婚して独立し、畠山美喜雄さんの敷地の一角(マルサ電子のあたり)を借りて佐藤薬舗として最初のお店を開業したそうです。

 開業年は定かではないそうですが、大正9年にはお店を開いていたという記録があるそうです。その後、現在の場所を小柳清さんから購入して新築開店したそうです。

 母の美津江さんは昭和15年頃、昭和薬科専門学校を卒業するとすぐ、秋田日赤病院の薬局に勤務していたそうです。一日市の大火の時は日赤病院で派遣した救援隊の一員として、焼け出された傷病者の治療を助けたこともあったそうです。

 一日市大火後まもなく、安蔵さんが病死したため、美津江さんが店を手伝うことになったようです。大火の時は店も焼失し、一時仮店舗で商売したようです。

 現在の店長、美津子さんがお店を手伝ったのは昭和49年、大学を卒業してすぐだそうです。母の美津江さんは病弱だったため、美津子さんが最初からほとんど一人でお店の切り盛りをしていたようです。
息子さんは現在薬科大学に通っており、後継者も育っているようです。

 民間薬、天瀬川の「血の薬」が薬事法の関係で秋田製薬で製造していたお話やら東西製薬で製造していて東北でしか販売されていない「ガッチャギの薬」のお話など面白いお話も伺いました。
お話・お写真 佐藤美津子さん

(多忙のため、なかなか取材内容の確認がとれません後日訂正する部分がありそうです。)

 取材内容については作成後、本人に確認しておりますが、本人の記憶に基づいて記載しておりますので間違っている場合があります。その点をご容赦下さい。尚、本人からの要望が届き次第、訂正もしくは削除していきます。
取材責任 ∞メビウス広報部 児玉