かわえ〜

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取材日/取材番号 1999/08/16 No.024

 

北都銀行八郎潟支店


一日市 上町商店街

 大正15年12月11日に南秋田郡一日市町337番地(現在の土橋理容店付近)に秋田支店一日市派出所として開設したのが最初だそうです。

 一日市派出所は昭和3年に出張所に昇格し、昭和5年に一日市支店となりました。

 昭和13年に一ノ関ストア付近に移転しましたが昭和20年の一日市大火で店舗が焼失し、しばらくの間、小柳清前町長宅に仮店舗を設置したようです。

 昭和24年に現在地に新築移転しました。昭和48年に店舗を現在のように改築しています。お話を伺った高橋隆支店長で25代目となるそうです。メビウスの発足に尽力していただいた保坂英世さんは22代目支店長でした。
 
 一日市派出所は、小柳清さん(当時は一日市町町長)と喜藤喜市さん(当時はワラ工品問屋経営、現在の喜藤商事)のお二人が本店に陳情するとともに秋田支店長の栗谷毅さんに働きかけたことで開設したそうです。

 喜藤さんが佐藤与五兵衛専務の親戚であったことも開設の要因となったのではないかと話しておりました。

 一日市派出所が開設した前年の大正14年は、一日市が町に昇格したばかりの時で、人口が2,600人、商業店舗35軒、農商兼業店舗207軒で、大部分は農業、漁業の町であったそうです。

 当時の町の産業は、明治44年頃から始まったワラ工品が盛んで、県内有数の生産地だったそうです。昭和35年頃からワラに代わる商品が出て、現在は畳製造工場に一軒残るだけとなっているそうです。

 現在、厳しい生き残り競争の中、様々な形で地域産業の育成に尽力していただいております。

お話・お写真 高橋 隆さん




 取材内容については作成後、本人に確認しておりますが、本人の記憶に基づいて記載しておりますので間違っている場合があります。その点をご容赦下さい。尚、本人からの要望が届き次第、訂正もしくは削除していきます。
取材責任 ∞メビウス広報部 児玉