かわえ〜

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取材日/取材番号 2000/04/19 No.027

   

さとう電気(カンジノエ)


一日市 仲町商店街


 一日市に店を開いたのは、昭和の初めころ。

五城目町の谷地中(カバフト)から一日市に引っ越して鍛冶屋を開いたのが最初だそうです。

最初は現在の佐藤電気商会の場所に店を出していたそうです。

屋号は祖父、佐藤久助さんが鍛冶屋をしていたため、鍛冶屋の家が訛ったもののようです。

 当時は軍刀や大八車の金具などを作っていたそうです。息子の久一さんは鍛冶屋を継がず、能代市の時計店に丁稚奉公に入り修行しました。

 戦時中で修行中に軍隊に招集され、満州に出征しましたが、まもなく終戦となり郷里に帰り、昭和21年に、鍛冶屋の一角で佐藤時計店を開いたそうです。

 昭和25年ころ、久一さんの弟、久さんが高校卒業し、店の片隅で電球やソケットを販売するようになりました。これが電気を扱うようになった最初だそうです。

電気の普及とともに電気店としての仕事も増え、久一さんも電気店を手伝うようになったようです。

(株)佐藤電気商会として始めたのが昭和40年。その頃には水道工事も始めていたようです。

水道工事の職員が店を出入りするようになり、家電器具と水道工具、資材を同じ店舗に置くには狭くなってき事や、丁度小柳商店(ナカノキンケ)が店舗を売りに出したことがあって、昭和50年に現在の地に電気店を開店しました。

 平成元年、父久一さんがなくなった後、現在の店主久康さんが「さとう電気」として家電を主にしたお店を継いだそうです。

 
お話:佐藤久康さん、淳子さん

お写真:佐藤淳子さん

 

 取材内容については作成後、本人に確認しておりますが、本人の記憶に基づいて記載しておりますので間違っている場合があります。その点をご容赦下さい。尚、本人からの要望が届き次第、訂正もしくは削除していきます。
取材責任 ∞メビウス広報 児玉