一日市 願人踊
(ひといち がんにんおどり)


2011.05.05 JR八郎潟駅前
2008年05月05日 駅前で願人踊
2014年10月25日~26日 国文祭・あきた2014 
 2015年05月05日 駅前で願人踊

5月の踊り

八郎潟町一日市に、300年の伝統を誇る「願人踊」がある。
最近、県の文化財に指定され(昭和48年12月11日)、5月5日はその祭典だった。

この踊りを見るのが、私は楽しみでならない。
最近、足が悪いので、今年は家族のものが椅子を廊下に出して庭でその踊りを見た。

友禅模様もあでやかに鈴をつけた前掛け、紫のほおかむりに手甲、脚胖、白足袋という若者8人と、定九郎と与市兵衛の十人組がまかり出る。若者たちはぼんでんを兼ねた傘に布を巻き、御幣を立てて「作踊り」のかまぼこ板に大鈴をつけた棒を竹ささらでたたきながら、拍子をとって街頭演劇をするさまは見物である。

この組が春ののどかな祭りに踊り歩き、湖畔名物として人々を笑わせる。
歌舞伎の忠臣蔵、定九郎の強盗殺人劇と、タント節、馬方節とを併演する歌謡舞踏劇と言ったらよかろうか。

劇中のセリフ、立ち回りは全く面白おかしく、湖畔の人々を感心させるのに十分である。

定九郎と与市兵衛の立ち回りが終わると、着飾った若者5,6人が出て来て、「その金とられてなんとしよう」と節回しもよく踊り出す。

この様子を私は院展の出品画として描くつもりで一生懸命写生をしたのであるが、病には勝てず断念してしまった。

八郎潟小学校では今、長く後世に伝えんとして「子供願人踊」というのを結成して、稽古に専念しているようである。
(昭和49年5月 秋田魁新報 文・故館岡栗山画伯 -日本美術院 日本画家 八郎潟町- から)

願人踊 資料
題名 文献 発行
一日市の踊り 秋田県の歴史散歩 山川出版
願人踊 ラルート 秋田県道路広報連絡会議 1990/03/30
願人踊 民族文化を継ぐ 11 秋田魁新報 1995/04/16
一日市願人踊 秋田の文化財 17 秋田市広報
願人踊 1 .2 .3. 八郎潟町史 八郎潟町 1977.11.03
PDFファイル
願人踊りと副川神社 五城目町史 五城目町
郷土の芸能・願人踊 井川町史 井川町
大川の願人踊 調査報告 児玉 亮 2005.06 調査
秋田の子供達 投稿記事 「天満の松八」さん 2006.5.5
秋田魁新報
子ども願人踊」後世に01
秋田魁新報  新聞記事中央版 2015.05.04
秋田魁新報
子ども願人踊」後世に02
秋田魁新報  新聞記事中央版 2015.05.04
秋田魁新報
願人踊一日市・真坂・今戸
秋田魁新報  新聞記事中央版 2015.05.06

ビデオ記録

撮影日 撮影者  動画 備考 
 202.10.21 管理者  八郎潟駅ホームSL歓迎セレモニー
 2012.05.05 管理者     一日市神社例大祭奉納

一日市願人踊り 巡回地図 5月5日 9時出発 巡回予定時刻

2015年5月八郎潟町広報改訂版 5/5の9時30分から12時30分まで駅前の交通規制があります。 ご注意下さい
 
グーグルマップ上に 町広報の移動地点と時間を重ねてみました(時間はおよその時間です)

∞メビウス イメージキャラクター

一日市願人踊り


1997年11月に秋田県地域作り協議会主催の「いろり塾」が八郎潟町で開催された折り、イメージキャラクターとして会員の小林輝和氏が描き児玉亮氏が着色してパンフレットの表紙を飾りました。以来、∞メビウスのイメージキャラクターとして使用しております。

 

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